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あじさい(紫陽花)の花が咲かない理由と原因
梅雨の代表的な花といえばあじさい(紫陽花)ですよね。「でも近所の紫陽花は咲いているのにウチのは咲かない…」「去年は咲いていたのに今年は咲かない…」というお悩みをよく聞きます。咲かない理由は大きく分けて3種類「剪定ミス」「植え替え直後」「肥料不足」です。一つずつ解説していきます。
【紫陽花の花が咲かない代表的な原因】
- 剪定ミス
- 植え替え直後
- 肥料不足
あじさい(紫陽花)の剪定ミス
あじさいは秋以降に絶対剪定をしてはいけません。あじさいの花芽ができるのは夏の終わり頃で、それが成長して2年先の梅雨時期に開花します。(2年かけて花が出来上がりますが、枝毎に花芽の周期が違うため毎年咲いてるように見えるのです。)
秋や春に剪定してしまうと、花芽まで切り落としてしまいそのまま花が付かなくなるケースが多いです。
あじさい(紫陽花)の剪定時期は花後すぐ
あじさいの剪定時期は花後すぐ6〜8月(夏の終わり)までに済ませましょう。それ以上長引かせると花芽が出来上がってしまいます。また、花が終わってすぐに切り落とすことで余計なエネルギーを使うのを防ぎます。
あじさいの花を切り落とす場合は、花から2節目辺りを切ると良いでしょう。簡単に言うと、花と一緒に葉っぱを3〜4枚ぐらい切る感覚です。それ以上深く切ってしまうと花芽が付きにくくなってしまうので注意しましょう。(あじさいは今年咲いた花の3節下辺りに次の花芽が付きやすいです。)
今年花が付かなかった枝も剪定しちゃダメ!
あじさいは2年かけて花が咲くので、今年花が付かなかった枝は絶対に剪定しないでください。それが翌年に花を咲かせます。あじさい(紫陽花)が育ち過ぎたので強剪定したい
「あじさいが育ち過ぎたのでどうしても強剪定したい」「剪定しないとお隣に怒られそう」という場合もあるでしょう。強剪定する場合は、翌年には花が咲かないものとして諦めて切りましょう。2年後の開花を目指してゆっくりと手入れしてあげてください。植え替え直後
植え替え直後だと花が咲かない場合があります。花は基本的に株がよく育ってから、繁殖(種子の結実)のために付ける物です。株が若い時は成長にエネルギーを使うため、花が付きません。
鉢植えで買ってきたあじさいは、「鉢が小さくてこれ以上成長できない」と判断して繁殖のために花を付けていますが、庭に植え替えると「スペースが広いのでまだまだ成長できる!」と判断してぐんぐん成長して花を付けないことがよくあります。植え替え直後に花が咲かなくても、元気に成長しているなら心配する必要はありません。
小さな鉢で育てている場合は植え替えも必要!
小さな鉢で育てている場合は、一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。目安としては鉢の直径よりも枝葉が飛び出しているようでしたら植え替えた方が良いです。鉢が小さすぎると根がぎゅうぎゅうに詰まってしまい、水も吸いにくくなってしまいますし、栄養も足りなくなります。あじさいは大きく成長する植物ですから、成長に合わせて適宜大きな鉢に植え替えてあげてください。肥料不足
最後に考えられるのが肥料不足です。「何年も肥料をあげていない」「手入れせずにほったらかしにしている」「枯葉は綺麗に掃除しているので、いつもゴミひとつ無い」という場合は栄養不足になってしまう可能性があります。 あじさいは毎年花を咲かせようとすると沢山のエネルギーが必要になります。花を咲かせているのにエネルギー補給が無い…そんな状態が何年も続くと咲かなくなってしまいます。毎年咲いていたのが2年に1回になり、さらに放置すると3年に1回、というように徐々に弱ってしまいます。毎年綺麗な花を咲かせたいなら必ず肥料を施してください。
「落ち葉が無いように掃除している」場合も栄養不足になる恐れがあるので注意しましょう。落ち葉は土にとって重要なエネルギー源なのです。よくホームセンターなどで腐葉土が売っていますよね?字の通り落ち葉が腐ることで栄養となって土に戻り、エネルギーが循環しているのです。落ち葉が無いように綺麗に掃除しているとエネルギー循環がなくなり、どんどん土が痩せてしまいます。
肥料を施す時期は?
あじさいに肥料を施す時期は年2回、「花後のお礼肥え(6〜7月)」「冬の寒肥(12〜1月)」が良いでしょう。花が終わった後にエネルギー補給(疲労回復)のために肥料を施すことを「お礼肥え」と言います。また、冬の休眠している間に肥料を施すのを「寒肥」といいます。あじさい(紫陽花)が咲かない場合に、オススメ肥料
あじさいの花が咲かない場合はニワユタカ肥料セットがオススメです。ニワユタカ肥料セットは「栄養補給を促進する補助肥料」と「植物に必須の栄養素」を組み合わせたセットです。同時に施すことで効率よく肥料分を吸収させることができます。「弱った植木の樹勢回復」「花芽増加」に優れた効果を発揮します。花後のお礼肥え(6〜7月)、寒肥(12〜1月)に施すのが効果的です。※庭植え用です。肥料成分が濃いので鉢植えには使用しないでください。
まとめ
- あじさいの花が咲かない原因で最も多いのが剪定ミスです
- 花後すぐに剪定を行い、秋以降は切らないようにしてください
- 今年花が咲かなかった枝は、翌年花が咲く可能性が高いです。剪定せずに残しておいてください
- 植え替え直後は株の成長にエネルギーがいってしまい、花が咲かない場合があります
- 何年も手入れしていない場合は肥料を施してください。花後すぐ(初夏)か、冬に施すのが良いでしょう
- あじさいには「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。「花芽増加」「弱っているあじさいの回復」に優れた効果を発揮します。