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- 庭木のオススメ肥料は「油かす」と「骨粉」!どんな木にも使えます!
庭木のオススメ肥料は?
「庭木の肥料、種類が多すぎて何を選べばいいのかわからない!」その気持ちよくわかります。肥料の種類って一杯ありますし、樹種によっても異なるので中々選べないですよね。そこで今回は「どんな庭木にも使える」「優れた効果を発揮する」おすすめ肥料をご紹介します。迷った時はとりあえずコレを選べば大丈夫です。
おすすめ肥料は「油かす」と「骨粉」
オススメ肥料は「油かす」と「骨粉」を7:3で混ぜた物です。これ1つあればあらゆる庭木に使えます(松、梅、桜、フジ、ハナミズキなどほぼ全ての植木に効果的です)。
「油かす」にはチッソが多く含まれており、枝や葉の成長を良くします。「骨粉」にはリン酸が多く含まれており、開花や結実を促します。これらを7:3で混ぜることであらゆる庭木に使えるバランスの良い肥料にになるのです。
必ず発酵済み油かすを選んでください
「油かす」「骨粉」ともに近くのホームセンター、園芸店で手軽に購入できます。ただし、必ず「発酵済み」の油かすを購入してください。「未発酵」の物の方が値段が安いですが、発酵が済むまで肥料として機能しませんし、ニオイもきついので虫が集まってきます(特にハエ、ウジ、ゴキブリなどの害虫は悪臭に集まってくる性質があります)。肥料の与え方
木の周りを少し掘って、肥料と土を混ぜて一緒に埋めるのが効果的です。樹冠(葉の茂っている部分)に沿って10〜20cmほど穴を掘り、肥料が1か所に固まらないようにバランス良く施してください。
地表にパラパラと撒くだけでは、根が地表に寄ってきて浅くなってしまうので注意しましょう。根が浅くなると強風で倒れやすくなったり、乾燥に弱くなります。(浅いほど土が乾燥しやすくなります)。
肥料を施す量
肥料を施す量をひと口で説明するのは難しいです。まず、樹種によって施肥量が異なります。「葉だけの木」(松、カエデなど)、「花木」(サクラ、ボタン、フジなど)、「果樹」(カキ、ミカンなど)の順番で施肥量が多くなります。葉だけの木はあまり肥料を必要としませんが、花や実を付ける木は沢山のエネルギーが必要になります。
困ったら1平方メートルあたり前述した肥料を100〜200gほど施してください。成長の様子を見ながら量を調節してください。「葉だけの木」は少なめに、「花や実を付ける木」は多めにしましょう。
肥料を施す時期
寒肥
肥料を施す時期は「冬の寒肥」です。「寒肥」は12〜2月にかけて冬場に施す肥料のことです。冬場に肥料を施すことで、栄養が必要になる春先までに土を充実させます。
お礼肥え
もう1つは「花後のお礼肥え」です。花や実を付けた後の木は栄養を使い果たして疲労状態になっています。肥料を施して栄養補給させてあげましょう。花や実を付けない樹種の場合は不要です。
活力剤ニワユタカもオススメです
肥料を施す際に活力剤ニワユタカを併用するのもオススメです。ニワユタカは木の必須栄養素7種(モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸)をバランス良く配合しているため、不足しがちな栄養を効率よく補うことができます。「弱った木の樹勢回復」「花が付かない木の花芽増加」「定期的な木のメンテナンス」に優れた効果を発揮します。免疫力向上に加え、チッソ肥料の吸収を助ける働きがあるため、油かすと一緒に施すとより効果的です。※庭木用です。鉢植え、盆栽には使用しないでください。
※枯れの進行度によっては回復できない場合があります。
ニワユタカ使用事例
五葉松の樹勢回復
葉が変色し、弱っていた五葉松にニワユタカを与えたところ、樹勢が回復しました。庭土がアルカリ性に偏っていたのですが、ニワユタカ施工後は松の好む酸度 (酸性) に変化し、元気になりました。
ホルトの木の樹勢回復
葉が少なく弱っていたホルトの木に「ニワユタカ」と「モリブデン」を与えたところ、樹勢が回復し緑が青々と増えました。葉の成分分析をしたところ微量要素 (ホウ素、マグネシウムなど) が欠乏していたため、ニワユタカにて補給しました。
桜の花芽増加
桜全体の葉が少なく、不調になっていたのでニワユタカを施工。根元に潅水し、1年経過観察したところ、翌年葉や花が改善されました。
まとめ
- 庭木のオススメ肥料は「油かす」「骨粉」を7:3で混ぜた物です。
- どんな庭木にも使える万能肥料です。
- 葉だけの木、花木、果樹の順番に肥料を必要とします。花や実を付ける木には多めに施してください。
- 肥料を与える時期は「冬の寒肥」と「花後のお礼肥え」が良いでしょう。
- 肥料に加えて、活力剤ニワユタカを併用するとより元気になります。
※庭木用です。鉢植え、盆栽には使用しないでください。
※枯れの進行度によっては回復できない場合があります。