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- 松の葉が黄化しているのですがどうすれば良いですか?

松の葉が黄色くなる原因
松の葉が変色する理由は様々です。主な黄色くなる原因を記載しておきます。- 松枯れ(マツノザイセンチュウ)【非常に危険!】
- 表土の踏み固めによる根の酸欠
- 深く植えすぎてしまった(深植え)
- 犬、猫の糞尿による影響
- 除草剤の撒きすぎ
- 病気による変色
- 吸汁害虫による被害
- マグネシウムなどの栄養不足
松枯れ(マツノザイセンチュウ)
最も危険な害虫被害です。秋頃に急に黄褐色に変色し、瞬く間に枯れてしまいます。マツノザイセンチュウという小さな線虫が原因です。松枯れは特徴がわかりやすいため、素人でも簡単に診断できます。まず、短期間で樹全体が変色し始めたら危険信号です(他の病害虫の場合はゆっくりと部分的に、まだらに変色していきます)。小枝を折ったり、表皮を削ったりして松ヤニが出ているかどうか確認しましょう。松ヤニが極端に少ない(手で触ってサラサラしている)、もしくは全く出ていない場合は松枯れの可能性が高いです。もし、マツノザイセンチュウに感染していたら症状が出る頃には手遅れです。悲しいですが伐採・焼却処分しておきましょう。そのままにしておくと、媒介者であるカミキリムシ(マツノザイセンチュウを拡散する害虫)の温床となり、繁殖して他の健康な樹まで病気が広がってしまいます。
表土の踏み固めによる根の酸欠
松の周りの表土が踏み固められていないか確認しましょう。古木に多いのですが、表土が踏み固められてしまうと根が酸欠になってしまいます。そのまま徐々に根が腐って樹勢が衰えていきます。表土が固くなっている場合は根の周りの土を半分ほどを軽く耕しましょう。1度に全部作業すると根を傷める恐れがあるので、半分ほどにしておいてください。この時、深く掘って根を傷めないように注意しましょう。残りの半分は半年後〜1年後に行ってください。
深植え
深植えをすると根が酸欠になってしまいます。根元を軽く掘り、根が出てくる位置を確認しましょう。掘ってすぐ根が出るようなら大丈夫ですが、10cm20cmも掘らないと出てこないようなら完全に深植えです。幹周りの土を少し取り除き、根が呼吸しやすいようにしてあげましょう。松の樹勢回復にはニワユタカがおすすめです

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ニワユタカ肥料セット使用事例
五葉松の樹勢回復

葉が変色し、弱っていた五葉松にニワユタカを与えたところ、樹勢が回復しました。庭土がアルカリ性に偏っていたのですが、ニワユタカ肥料セットの施工後は松の好む酸度 (酸性) に変化し元気になりました。
ツツジの花芽増加1

ツツジにニワユタカ肥料セットを施したところ、前年より木の勢いが増し、花芽が増えました。
ツツジの花芽増加2

ツツジが年々元気が無くなり花も咲かなくなっていたが、5月終わりにニワユタカ肥料セットを使用したところ翌年の春に沢山の花が付くようになりました。
桜の花芽増加

桜に何年も肥料をあげずにほったらかしていたため、定期メンテナンスとしてニワユタカ肥料を冬に施しました。翌春には桜が元気になり、沢山の花が咲きました。
ニワユタカ肥料は名木の樹勢維持にも使われています

ニワユタカ肥料は四国の樹木管理のプロ(造園業者)が考案した活力剤です。20年に渡る化学分析と施工実験の結果から独自の樹勢回復方法を確立、その技術がニワユタカ肥料に使われています。四国八十八か所のお寺の古木の回復、観光地「津田の松原」の樹勢維持、沖縄県の小学校のシンボルツリー(リュウキュウマツ)の定期メンテナンスにも使用されています。
まとめ
- 松が黄色く変色する原因は様々ですが、その中でも「松枯れ(マツノザイセンチュウ)」「土の踏み固めによる根の酸欠」「深植え」は初心者の方でも判別しやすいです。
- 「松枯れ」はマツノザイセンチュウという小さい線虫が引き起こす害虫被害です。秋以降に急激に樹全体が枯れるような症状が出ます。症状が出る頃には手遅れですので予防が必要になります。
- 「土の踏み固めによる根の酸欠」は土が硬くなっている場合は要注意です。そのまま放っておくと根が腐って樹勢が衰えてしまいます。一度に全部の土を耕すと根が傷んでしまうので、まず半分だけ耕して半年〜1年後に残り半分を耕しましょう。
- 「深植え」の場合も根が酸欠になって弱ってしまいます。根元を掘ってすぐに根が現れればいいですが、10cmも20cmも掘らないと出てこない場合は少し土を取り除きましょう。
- 弱ってしまった松の回復には「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。