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  • 庭木の肥料はいつまでに、どれぐらいの時期に撒けばいいですか?

植木の肥料はいつまでに撒けばいいですか?

肥料はいつまでに撒けばいいの?

「植木の肥料はいつまでに撒けばいいの?」「もう春だけど撒いても大丈夫?」など肥料はタイミングが難しいですよね。植木は樹種によって適切な施肥のタイミングが異なります。今回はいくつかの例をあげて、施肥の時期を解説します。
 

冬に撒く肥料(寒肥)

冬の施肥について

冬に撒く肥料を寒肥(かんごえ)といいます。12〜2月に撒くのが一般的です。肥料を撒くのに最も適したシーズンです。全ての庭木に肥料を撒きましょう。この時期に肥料を施すことで、時間をかけて肥料成分が土に溶けだし、春先(芽が出る頃)に栄養が行きわたります。1年で1番効果がある時期なので必ず撒きましょう。
冬に撒く肥料は緩効性(ゆっくりと溶けだすもの)がオススメです。この時期に液肥などの分解が早い物を撒いてしまうと、吸収されずに成分が流れてしまいます。冬は根が休眠中なので肥料を吸収しにくいので注意しましょう。

 

春に撒く肥料

春の施肥について

肥料を撒くかどうかは樹種によって異なります。
 

葉だけの木には不要

【代表的な樹種】松、カイズカイブキ、キャラボク、杉など
冬場に肥料を撒いてない場合は、春先に撒いても大丈夫です。反対に、冬に撒いている場合はもう施さなくて大丈夫です。肥料をあげすぎるとかえって逆効果なので気を付けましょう。

 

花、実を付ける木にはお礼肥え

【代表的な樹種】梅、桜、藤、ツツジなど
花や実を付ける樹種の場合は肥料厳禁です。花芽が膨らみ始める時期〜開花までの間に肥料を施すと、花持ちが悪くなります。花が終わるまでは我慢して、花が終わった後に肥料を施しましょう。
花後の肥料をお礼肥えと言います。花を咲かせるには沢山のエネルギーを使うため、花後は疲労困憊になって体力が無くなっています。疲労回復の意味を込めて肥料を与えましょう。また、ほとんど花木は花後〜初夏にかけて新しい花芽が付き始めます。この花芽が1年かけて成長し、翌年の花になります。この時期に肥料を施すと、翌年の花付きが良くなります。
この時期は素早い疲労回復が目的なので、液肥などの吸収が早い物を使用しても大丈夫です。

 

夏の肥料は基本不要

夏の施肥について

夏場の肥料は基本的に必要ありません。日本の夏は30度を超える猛暑になるため、根の活動が低下します。また、土中の微生物の動きも悪くなります。肥料の分解が遅くなるので、この時期は肥料を施さなくても大丈夫です。どうしてもあげたい場合は、液肥を使用し、水でたっぷり薄めて撒くと良いでしょう。(人間がさっぱりした喉越しの良い物を食べたくなるのと一緒ですね)
 

秋の肥料

秋の施肥について
 

葉だけの成木は基本不要

【代表的な樹種】松、カイズカイブキ、キャラボク、杉など
花も実も付けない樹種の成木の場合は肥料不要です。冬の寒肥を年1回施せば十分です。ただし、栄養状態が悪く、葉色が薄い場合には肥料を施しても良いでしょう。

 

幼木

成長途中の樹は、葉や幹を大きくするために沢山の栄養が必要になります。この時期もしっかり肥料を施しましょう。
 

果樹のお礼肥え

【代表的な樹種】栗、柿、リンゴなど
秋に実を付ける果樹は多いです。そして、実を付けるには沢山のエネルギーが必要になります。実が終わった後の木は体力を絞り出した後なので、必ず肥料を施しましょう。この時期に肥料をあげないと体力が無くなってしまい、翌年に実が付かなくなります。
ただし、必ず「実を収穫した後(落ちた後)」に肥料を施してください。まだ実が付いている時に肥料を撒くと実が落ちやすくなります。

 

庭木のオススメ肥料

ニワユタカ肥料セット 庭木には「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。「補助肥料」と「栄養肥料」のセットになっており、肥料分を効率良く吸収させることができます。「弱った木の回復」「花芽増加」「定期的な肥料メンテナンス」に優れた効果を発揮します。
また、樹木の必須栄養素10種(チッソ、リン酸、カリ、モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸)を配合しているため、栄養バランスを総合的に整えます。古木、痩せた土地に多く見られる微量要素欠乏にも効果的です。

※庭木用です。鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。
 

ニワユタカ使用事例

五葉松の使用事例



五葉松にニワユタカ肥料セットを使用した事例です。当初五葉松の葉色が悪く元気が無かったが、肥料を施したところ色ツヤが出て元気になりました。施工前は土壌がアルカリ性に近かったのですが、施工後は中性〜酸性に近い値になりました。松は酸性土壌を好むため、樹にとって良い条件なりました。
 

ツツジの使用事例

ツツジの花芽増加

ツツジにニワユタカ肥料セットを使用した事例です。施工前は花が少なかったのですが、肥料を施したところ、木の勢いが増し花芽が増えました。
 

くちなしの使用事例



くちなしにニワユタカ肥料セットを使用した事例です。弱っていたくちなしに施工したところ、樹勢が回復し、花が沢山付くようになりました。
 

肥料の撒き方

肥料の与え方

肥料は画像の赤い場所を目印に撒いてください。幹よりも少し離すのがポイントです。木は根の先端(細根)から最も効率よく肥料分を吸収します。その根の先端がおおよそ画像の赤い場所です。正確には樹冠(葉が茂っているところ)からまっすぐ下に降りてきたところになります。
肥料は地面を10cmほど掘って、土と混ぜて埋めてください。地表にパラパラと撒くと、根が上がって来て浅くなってしまいます。根が浅くなると強風で倒れやすくなりますし、乾燥の影響を受けやすくなります(地表に近いほど土が早く乾燥します)。

 

まとめ

  • 植木は肥料を撒くタイミングが重要です。適切な時期に撒かないと上手く吸収してくれません。
  • 冬の肥料は「全ての庭木」に効果的です。必ず撒きましょう。
  • 春は「花」「実」が終わってから撒いてください。開花中に撒くと花持ちが悪くなります。
  • 夏の肥料は必要ありません。高温で根の活動が鈍っているためです。
  • 秋は「幼木」「花後の樹」「果樹収穫後の樹」に肥料を撒いてください。
  • 庭木にはニワユタカ肥料セットがオススメです。

ニワユタカ肥料セット ※庭木用です。鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。