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バークチップを使ったお庭の作り方

バークチップは砂利やコンクリート違って木のぬくもりがあって素敵ですよね。バークチップを使えばショールームやホテルのような素敵なお庭を自宅でも作ることができます。ただ、バークチップの敷き方にはコツがあり、施工方法次第で長持ちするかどうか(綺麗なまま維持できるかどうか)が大きく変わります。バークチップを綺麗に敷く方法、お庭の作り方を解説します。
ウッドチップ、バークチップ、どちらを選べばいいの?

まずウッドチップ、バークチップどちらを使うか決めましょう。よく似た2つの資材ですが、性質は大きく異なります。ウッドチップは木の柔らかい部分を含めて丸ごと砕いた物で、バークチップは木の硬い樹皮のみを使用した物です。
ウッドチップの特徴
- バークチップと比べて値段が安い
- 見た目が安っぽいので庭に敷くと違和感が出る
- 木の柔らかい部分を使用しているので朽ちやすい(長持ちしない)
バークチップの特長
- ウッドチップと比べて値段が高い
- 見た目がお洒落で高級感がある、植栽と良く馴染む
- 木の硬い部分のみ使用しているので朽ちにくい(長持ちする)
ウッドチップと比べて値段が高いのが唯一の欠点ですが、大量に安く揃えたいなら「業務用バークチップ」がオススメです(業務用で安く買えるため)
- 【関連ページ】ウッドチップ、バークチップの違いをより詳しく見る
- 【関連ページ】バークチップの耐用年数(寿命)はどれぐらい?長持ちさせる方法
チップを敷く前に必ず雑草処理をしておく

バークチップを敷く前に、必ず雑草処理をしておいてください。雑草の上からそのままチップを撒いたり、雑草の根が残った状態でチップを撒くと、すぐにチップの隙間から雑草が生えてきます。施工前に「根まで枯らすタイプの除草剤」で根絶やしにしておくか、雑草の無い冬場に施工しましょう。根までしっかり枯らしてくれる&値段が安い「除草剤サンフーロン」がオススメです(ただし、花壇や植木のある場所での除草剤の使用は避けてください)。
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チップを敷く前に防草シートを敷くかどうか

バークチップと防草シートは非常に相性が良いです。防草シートとは地面に直接敷くことで日光を遮り、雑草の発生を抑えてくれるシートのことです。チップだけだと雑草を完璧に抑えることができませんが(隙間から生えてくる)、チップの下に防草シートを敷くことで完璧に雑草を防ぐことができます。また、「チップが踏まれて地面に沈むのを防ぐ」「泥で汚れるのを防ぐ」「チップが太陽光を遮るのでシートの経年劣化を抑える」などの相乗効果も見込めます。
防草シートとバークチップは相性抜群ですが、シートまで含めると施工費が高くなるので予算と合わせてご検討ください。防草シートは色々な種類がありますが「ザバーン防草シート125BB」がオススメです。丈夫さと値段のバランスに優れています。
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バークチップの敷き方、使い方
それではいよいよバークチップを敷いていきましょう。用途によって敷き方が異なりますのでシーン別にご紹介します。花壇にバークチップを敷く場合

花壇にチップを敷く場合は3〜5cmの厚さになるように敷きましょう。厚く敷くと地面の様子を確認するのが大変なので、薄く敷くのをオススメします。草花と合わせてバークチップがお庭を彩ってくれるので見た目も美しくなります。
また、バークチップには泥はね防止効果があるので黒点病の予防にもなります(土中のカビ菌の飛散を抑えるため)。さらに、地面を隠すことでコガネムシの産卵を防ぎます(コガネムシの幼虫は植物の根を食べてしまう害虫です)。そのほかに、地面の乾燥防止、霜防止などのメリットがあります。
【関連ページ】バラの黒点病予防にバークチップがオススメ
お庭の雑草対策でチップを敷く場合

雑草防除目的でバークチップを敷く場合は、下記のように使い分けてください。
- 事前に防草シートを敷いている場合は5cmの厚さになるように
- チップのみの場合(地面の上に直接敷く場合)は5〜10cmの厚さになるように
ドッグランにチップ敷く場合

ドッグランに使う場合は犬種(犬の大きさ)によって敷く厚さが変わります。下記のように使い分けてください。
- 小型犬なら5cmの厚さになるように
- 中型犬〜大型犬なら5〜10cmの厚さになるように
また、ドッグランで使うなら防草シートと併用せず、地面の上に直接チップを撒くようにしましょう。これは、ペットがフンやおしっこをしても地面まで流れて微生物に分解されるからです。
ドッグランでは安すぎるチップ(粗悪品)は使わないように注意しましょう。安すぎるチップには、木のササクレ、トゲが残っていてワンちゃんに刺さってしまう場合があります。きちんとトゲ処理をしてあるチップか、本ページで紹介している「業務用バークチップ」がオススメです(角取り加工済み)。
チップを大量に敷きたい場合は「業務用バークチップ」がオススメ

安く、大量にチップを敷きたい場合は「業務用バークチップ」がオススメです。業務用サイズ(1袋50リットル)で販売しているので、コストを抑えて安く揃えることができます。ホームセンターでは2リットル、5リットルなどの小袋でしか売っていないため沢山買うと割高になってしまうのですが、業務用サイズならお得に買うことができます。
また粒の大きさが5種類(3Sサイズ、2Sサイズ、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ)から選べるので、お庭の植栽に合わせてサイズを選べます。詳しいサイズ感はリンク先で確認してください。
【個人宅向け】
【業者様向け】
業務用バークチップの施工事例
お庭への使用事例1

お庭に「業務用バークチップ」を使用した例です。L粒(50リットル入り)20袋を敷いたのですが、ホームセンターで揃えると大変だったので業務用サイズにして正解でした。以前は黒松バークチップを使用していたのですが、今度は赤松バークチップになり明るい色の庭に変わりました。施工後数日は松の良い香りがしていました。
花壇への使用事例

花壇のシンボルツリーに「業務用バークチップ」を使用した例です。L粒とM粒で迷いましたがM粒にして丁度良かったです。バークチップの1粒1粒の厚みがしっかりあり、丈夫で安心しました。ウッドチップと違って落ち着いた色合いで花壇のレンガとも相性が良さそうです。
ドッグランへの使用事例

自宅の庭にドッグランを作るために「業務用バークチップ」を使用した例です。個人宅とはいえドッグランなので大量のチップが必要でしたが、業務用サイズで揃えたのでコストを抑えることができました。また、自宅まで直接業者が配達してくれるので用意する手間も省けました。チップ施工後は犬達が遊んでも足が泥で汚れなくなりました。
お庭への使用事例2

お庭の花壇に「業務用バークチップ」を敷いた例です。バークチップを敷く前は寂しい感じでしたが、施工後は華やかになりました。
まとめ
- まずはウッドチップ、バークチップどちらを使うか選びましょう
- ウッドチップは「値段が安い」「見た目が安っぽい」「朽ちやすい(長持ちしない)」という特徴があります。
- バークチップは「値段が高い」「見た目がお洒落」「朽ちにくい(長持ちする)」という特徴があります。
- バークチップの方が値段が高いですが、結果的に長持ちするのでオススメです。
- チップを敷く前に必ず雑草処理をしておきましょう。処理が甘いとチップの隙間から雑草が生えてきます。
- 事前に防草シートを敷いておくと完璧に雑草を抑えてくれるので、チップを敷いた後に綺麗な状態が長持ちします。
- 花壇、お庭、ドッグランなど、目的に合わせてチップを敷く厚さが変わるので気を付けましょう。
- バークチップを安く、大量に揃えたい場合は「業務用バークチップ」がオススメです。