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枯れた庭木を復活させるにはどうすればいいですか?

「枯れた木を復活させたい…」枯れているように見えても実は回復できる場合があります。「死んでいる木の復活は無理」ですが「生きていれば可能性はある」と言えます。まずは木が生きているかどうか確認しましょう。
木が完全に枯れているかどうか確認する


木が生きているかどうかは断面から判断することができます。「樹皮を削る」「小枝を折る」などして断面を確認しましょう。
樹皮を削る
幹や、太い枝の樹皮を削って断面を確認します。「樹皮の内側が緑色」「樹液でねばねばしている」「樹液で湿っている」などの症状が見られればまだ生きています。諦めずに対処しましょう。反対に樹皮の内側が「乾燥してカサカサになっている」ようなら枯れています。この場合は完全に死んでいて再生は不可能なので諦めましょう。
小枝を折る
小枝を折って断面を見ることでも同じように確認できます。「枝が折れずにしなる」「枝に弾力がある」「折れた断面が緑色」「樹液でねばねばしている」「断面が樹液で湿っている」などの症状が見られればその部分は生きています。反対に、次のような症状が見られると枯れています。「枝がパキっと簡単に折れる」「樹液が出ない」「乾燥してカサカサになっている」この場合は完全に死んでいます。ただし、「枝先は枯れていても、幹に近い所は生きている」ということもあるので一応幹の樹皮も削って確認してみましょう。
完全に枯れている木は伐採しましょう

完全に枯れてしまった木は早めに伐採しましょう。残しておくと腐って倒れる恐れがあります。また、カミキリムシやシロアリなどの害虫が集まってきて繁殖するケースもあります。(カミキリムシの成虫は他の元気な木まで食害する恐れがあります。繁殖させないように注意しましょう)
お近くの造園業者に伐採を依頼するのが一番ですが、もし「近場に業者がいない」という場合は「伐採110番


木が生きている場合は
木が生きている場合は回復できる可能性があります。下記の方法を試してください。木が弱っていたら剪定を控える

剪定は木を傷つける行為です。元気なうちは大丈夫ですが弱ってる時は控えましょう。切った断面から病気や害虫が侵入する恐れがあり、弱っていると免疫力が低下してそれらに感染しやすくなるので注意が必要です。
完全に枯れてしまった部分は取り除いても良い

完全に枯れてしまった部分は取り除いても大丈夫です。先程紹介した通り、手で触って簡単にパキっと折れる枝は切ってしまっても良いでしょう。病気で枯れてしまった部分を残しておくと菌が広がる恐れがあります。
ただし、過剰に切り過ぎないように注意しましょう。切り過ぎると元気な枝の断面まで露出してしまいます。先程お話した通り、生きている枝の断面が露出するとそこから病気や害虫が侵入しやすくなります。もし切り過ぎてしまった場合は「トップジンMペースト」などの断面保護材を塗ると良いでしょう。
木が弱っていたら除草剤を撒くのを控える

木が弱っている時に除草剤を撒くと枯れてしまう恐れがあります。もし使用するなら木から十分に離して、葉や幹に直接かからないように散布してください。根が広がっている場所から2メートルほど離して撒くと良いでしょう。
除草剤は大きく分けて「液体タイプ」「粒状(つぶつぶ)タイプ」の2種類があります。「液体タイプ」の除草剤は葉や茎から直接吸収されて雑草を枯らします、これは葉や枝にかからなければそこまで危険はありません。もう1つの「粒状(つぶつぶ)タイプ」の除草剤は地面に撒くことで成分が浸透し雑草の発芽を抑えます。長期間土に残留するのが特長です(パッケージに「6か月間雑草を抑える」など記載されています)。しかし、その分成分が強く樹木に悪影響を与えやすいので使い方には気を付けましょう。 詳しくは下記のページをご確認ください。
【関連ページ】除草剤で庭木が枯れそう!どうしたらいいの?
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※庭木用です。鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。
※枯れの進行度によっては回復できない場合があります。
ニワユタカ肥料セット使用事例
五葉松の樹勢回復

葉が変色し弱っていた五葉松に「ニワユタカ肥料セット」を与えたところ、樹勢が回復しました。庭土がアルカリ性に偏っていたのですが、ニワユタカ施工後は松の好む酸度 (酸性) に変化し元気になりました。
ツツジの花芽増加

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桜の花芽増加

肥料をあげずにほったらかしにされていた街路樹の桜に定期メンテナンスとして「ニワユタカ肥料セット」を使用。樹が休眠している冬の間に肥料を施し、芽が出る春先に栄養が行き渡るように調整したところ、元気になり沢山の花が咲きました。
まとめ
- 「木が完全に枯れている(死んでいる)」場合は復活できません。生きていれば回復する見込みがあるので、まずは木の状態を確認しましょう。
- 死んでいるかどうかは「樹皮を削る」「小枝を折る」などして樹皮の内側を見て樹液が出ているかどうかで確認できます。
- 「樹皮の内側が緑色」「樹液で湿っている」「樹液が沁み出してきてネバネバしている」ようなら生きています。
- 反対に「樹皮の内側がカラカラに乾燥している」「水分が無くパキっと簡単に剥がれる」ようならその部分は死んでいます。
- 弱っている樹を回復させるには「剪定を控える」「除草剤を控える」など負担をかけないように安静にして様子を見てください。
- 樹勢回復には「ニワユタカ肥料セット」を施すのも効果的です。活力剤のような使い方ができます。