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バークチップ(ウッドチップ)でお庭の雑草対策できますか?

バークチップで雑草対策

「お庭の雑草なんとかしたい…」「できるならオシャレに雑草対策したい…」という場合に役立つのがバークチップです。しかし、バークチップもただ敷けば良いという訳ではありません。お庭にチップを撒いただけだと、すぐに粒の隙間から雑草が生えてきてしまいます。正しい方法で施工することで、防草効果が長持ちします。その方法をご紹介します。

バークチップ(ウッドチップ)は雑草対策になる?

チップだけでは不安

結論から言うとバークチップは雑草対策になりますが、チップを撒いただけでは少し心配です。チップを敷くことで日光が地面に届かなくなり、雑草の発芽を抑えるのですが、雑草は生命力がとても強いので僅かな隙間から芽を出してきます。チップとよく似た防草資材で砂利がありますが、砂利の隙間からでも雑草が生えてくるほどです。

雑草の発芽を抑えるなら、チップを厚さ10cmほど敷かないと効果がありません。これはかなり大変ですし、完璧な雑草対策ではないので、防草シートを併用することをオススメします。


防草シートとの併用がオススメ!

防草シートとの併用がオススメ

バークチップ(ウッドチップ)と防草シートは相性抜群です。防草シートを地面に直接敷いて、日光を遮断することで雑草の発芽を抑えます。ただし、防草シートは風雨や日光により徐々に劣化していくので、3〜5年で交換しなければなりません。さらに、シートがむき出しのままだとお庭の景観が悪くなってしまいます。

防草シートの上からチップを敷くことで、素晴らしい相乗効果を発揮します。チップ単品では防ぎきれなかった雑草が、防草シートと併用することで完璧にブロックすることができます。さらに、チップを敷くことで日光を遮り防草シートの劣化を抑えます(シートが長持ちするようになります)。


どんな防草シートを選べばいいの?

防草シートの種類はピンからキリまであります。種類が多すぎて選ぶのが難しいですが、今回はザバーン125BBをオススメします(125というのはシートの厚みを表しています)。
防草シートとチップを併用する場合、ある程度チップが日光と風雨を防いでくれるのであまり厚手のシートを敷く必要はありません。ただし、シートが薄すぎる(安すぎる)と雑草の芽が生地を突き破って生えてくるので注意が必要です。厚すぎず、薄すぎず、丁度良いバランスを満たしているのがザバーン防草シート125BBです。


バークチップ、ウッドチップ、どちらを選べばいい?

チップの比較

チップは大きく分けて「バークチップ」「ウッドチップ」の2種類があります。バークチップは木の樹皮のみを粉砕したものです。これに対し、ウッドチップは木を丸ごと粉砕した物になります。
結論から言うと、バークチップの方が断然オススメです。バークチップは木の硬い部分(樹皮)を使用しているので、ウッドチップよりも割れにくく、朽ちにくいので長持ちします。これに対しウッドチップは木の柔らかい部分を使用しているので朽ちやすい(分解されるのが早い)のが欠点です。両者のより詳しい違いは下記ページをご覧ください。

【関連】バークチップ、ウッドチップの違いについて


バークチップ、防草シートの施工方法

それでは実際にチップと防草シートを使った施工方法をご紹介します。

雑草を処理する

雑草処理をしておく

シートを敷く前に必ず雑草を処理しておきましょう。この時、雑草の根までしっかり取り除くのがポイントです(根が残っているとそこから雑草が生えてくるため)。たまに、雑草の上からそのままシートを敷く方がいますが、これは逆効果なので絶対にやめてください。防草シートの下に隙間があると風が入り込んでシートがめくられてしまいます。 「雑草取りが大変」という方は根まで枯らすタイプの除草剤を使いましょう。除草剤サンフーロンがよく枯れて値段も安いのでオススメです。

地面をならす

地面をならす

雑草を処理したら、地面をしっかりとならしましょう。防草シートを長持ちさせるコツはなるべく地面とぴったりくっつけることです。シートと地面の間に隙間があると風が入り込んでめくられたり、踏んだ際に破れてしまう恐れがあります。

防草シートを敷く

次に防草シートを敷きましょう。前の項目で紹介した通り、ザバーン125BBがオススメです。シートの隙間から雑草が出てこないように、壁の縁、シートの重ね合わせ部分にしっかりとピンを打ち込んで固定しましょう。

チップを敷く

チップを敷く

最後にバークチップを敷いて終了です。もし防草シートを敷いてない場合は、チップを厚さ10cmで敷いてください。事前に防草シートを敷いている場合はチップの厚さは5cmで大丈夫です。

沢山敷くなら業務用バークチップがオススメ

業務用バークチップ

個人宅向け
業者様向け
雑草対策で広い範囲にチップを沢山敷くなら、業務用バークチップがオススメです。業者向けの大容量規格(50リットル入り)なので、安く購入することができます。ホームセンターで販売されている小袋(2リットル袋、5リットル袋など)と比べて、かなり済ませることができます。
値段が安いと「安かろう悪かろう」というイメージがありますが、業務用バークチップは造園業者がホテル、テーマパーク、飲食店、デパートなどの花壇に使用する物なので、安価にも関わらず高品質&安定しているのがポイントです。


業務用バークチップの使用事例

鉢植えバラへの使用事例

鉢植えバラへの使用事例

鉢植えバラに業務用バークチップを敷いた例です。バークチップを敷くことで、雨水の跳ね返り防止(土中のカビ菌付着による病気防止)、コガネムシの散乱防止などの効果があります。また、見た目にも美しいため、バラとの相性が非常に良いです。

店舗プランターへの使用事例

店舗プランターへの使用事例

店舗プランターに業務用バークチップを使用した例です。お店の景観を美しく彩るため、飲食店、ショッピングモール、ホテルなどでも使用されています。

お庭への使用事例1

お庭への使用事例

個人宅でお庭に業務用バークチップを敷いた例です。雑草対策でお庭に防草シートを敷いたのですが、シートがむき出しだと見た目が寂しいため、上にバークチップを敷きました。雑草対策になるうえに、景観も美しいので施工主様も大満足でした。

お庭への使用事例2

お庭への使用事例2

個人宅のお庭で業務用バークチップを敷いた例です。バークチップを敷く前は土がむき出しで寂しい感じでしたが、施工後はチップの暖かみが出て華やかになりました。

まとめ

  • バークチップは雑草対策になりますが、正しい手順で施工しないと効果が薄いので注意しましょう。
  • チップと防草シートを併用するのが一番防草効果が高い&長持ちするのでオススメです。
  • バークチップ、ウッドチップの2種類のチップがありますが、バークチップの方が見た目が美しく、長持ちするのでオススメです(ウッドチップは朽ちやすい)。
  • 防草シート、バークチップを敷く場合は、必ず事前に雑草処理をしておきましょう。地面を平らにならすのも忘れずに。
  • 防草シートの上にチップを敷く場合は厚さ5cmで施工してください。防草シート無しで地面の上に直接チップを敷く場合は厚さ10cmで施工してください。
  • 広い面積に沢山チップを使う場合は、業務用バークチップがオススメです。大容量規格なので、ホームセンターの小袋を買うよりお得です。

業務用バークチップ

個人宅向け
業者様向け