広告 バークチップ

古くなったバークチップを土に混ぜても大丈夫?悪影響はない?

バークチップを土に混ぜても大丈夫?

「バークチップを土に混ぜても大丈夫?」「使い終わったバークチップの処分に困っている…」バークチップは名前の通り木の皮なので土に混ぜても全く問題ありません。ただし、分解が遅いので後から花や木を植える場合は注意しましょう。

バークチップを土に混ぜても大丈夫だけど、分解が遅いので気を付けて!

バークチップ

バークチップは名前の通り「木の皮を砕いてチップにしたもの」です。自然物なので屋外に置いておけば風化してボロボロになり、土に還ります。木材を外に放置しておくとボロボロになるのをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。ただ、「木の皮」は木材の中でも一番硬い部分なので風化するのに時間がかかります(逆に言うと、バークチップが長持ちするという意味でもあります)。
土の中に埋めると微生物の働きによって分解が早まりますが、それでも完全に風化するまで時間がかかります。ボロボロになるまで3~5年ほどかかると思っておいてください。その間に花や木などの植栽を植えると根が広がるのを邪魔してしまうので注意しましょう。

ウッドチップも土に混ぜても大丈夫だけど、同様に時間がかかる

ウッドチップ

「バークチップ」と「ウッドチップ」は名前がよく似ていますが全く別物です。「バークチップ」は木の皮を砕いた物、「ウッドチップ」は木の中身ごと砕いた物です。詳しくは下記の関連ページを確認してください。
バークチップは木の硬い部分(樹皮)のみをチップにしていますが、ウッドチップは木の柔らかい部分(中身)も一緒に粉砕しているのでバークよりは分解が早くなります。といっても土に混ぜて完全に分解されるまでには数年かかると考えておいてください。角材を粉砕して、それを土に埋めるのをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。

【関連ページ】バークチップとウッドチップの違いについて

バーク堆肥は全くの別物!土に混ぜてもすぐに分解される

バーク堆肥

これもよくある間違いなのですが、「バークチップ」と「バーク堆肥」は完全に別物です。「バーク堆肥」は木の皮を粉々にして発酵させ、土壌改良材として使えるようにした物です。もともと堆肥として土に混ぜるために作られているので、バークチップに比べて分解スピードも非常に速いです。
バーク堆肥は土壌改良材ですが混ぜ過ぎないように注意しましょう。土全体の20%ぐらいに止めておくのが良いとされています。またバーク堆肥が分解される際にチッソを消費するためチッソ系肥料を一緒に混ぜると良いでしょう。

バークチップを追加で補充するなら「業務用」がオススメ!

業務用バークチップ50リットル

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「バークチップが古くなったから新しいのを補充したい…」「沢山使うからできるだけコストを抑えたい…」という場合は「業務用バークチップ」がオススメです。名前の通り業務用なので50リットルの大袋入りとなっています。一般的なホームセンターのバークチップが1袋3リットル~5リットル入りなので、10倍以上の大きさになります。まとめて使うなら業務用を選んだ方が絶対お得です!プロの造園業者が公園、ホテル、レストラン、ショッピングモール、テーマパークの花壇で使用しているサイズになります。

業務用バークチップを使用した事例

花壇に「業務用バークチップ」を使用した事例です。広い場所に沢山敷いたので業務用サイズが大活躍しました!見た目も華やかになって花壇が綺麗になりました。

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まとめ

  • 「バークチップ」は自然物なので土に混ぜても問題ありませんが、非常に分解が遅い(3~5年ほどかかる)ので気を付けましょう。
  • 「バークチップ」を埋めた後に上から花や木を植えると、根が広がるのを邪魔してしまう恐れがあります。
  • 「ウッドチップ」は「バークチップ」よりも柔らかい材質なので若干分解が早くなりますが、それでも数年かかります。
  • 「バーク堆肥」は上記チップ類とは完全に別物です。もっと細かく粉砕して土壌改良材として土に混ぜやすいように作られている物です。畑で使う物なのですぐに分解されます。
  • バークチップを追加で補充するなら「業務用バークチップ」がオススメです。大容量でコストを抑えることができます。

【関連ページ】古くなったバークチップの処分方法(捨て方)

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加瀬

10年以上お庭資材の販売に携わっています。植木肥料、バークチップ、除草剤、苔駆除剤、お庭用の消臭剤、タイル清掃資材、カーブミラーなどをプロ目線で解説します。庭園管理士の資格所持。