最近の夏は異常気象で本当に暑いですよね、人間と同じように樹木にとっても危険な暑さになっています。夏バテしてるかどうか確認する方法、夏バテした樹の回復方法をご紹介します。
夏バテした樹木の症状
- 葉が黄色くなる
- 葉が落ちる
- 花が小さくなる
これらの症状が見られたら夏バテです。
葉が黄色くなる
強い日差しの影響で葉が黄色く変色します。気を付けてもらいたいのが「肥料不足で黄色く変色する」のと間違えないようにしましょう。肥料不足だと思って肥料をあげないようにしてください。弱っている時に肥料をあげると逆効果になります。
葉が落ちる
コレも夏バテした樹の代表的な症状です。葉は光合成をしたり、呼吸をしたり、余分な水分を吐き出したりします。強い日差しのせいで余計に水分を失わないように葉を落としていて調整しているんですね。
花が小さくなる
夏に花が咲く樹限定ですが、花の大きさでも判別することができます。夏バテした樹は人間と同じように疲労状態になっているため、花を付ける(沢山のエネルギーを使う)行為が難しくなります。そのため省エネ運転で小さい花を付けてしまうのです。
夏バテした樹木はどう対処すればいいの?
活力剤を与える
夏バテした樹には「活力剤」を与えましょう。「肥料」ではなく「活力剤」の方が良いです。「肥料」は人間で言う所のご飯です、弱った樹に肥料を与えると肥料焼けして根が傷んでしまう恐れがあるので注意してください。「活力剤」はサプリメントのようなものです、ご飯だけでは足りない栄養素を補給できるものと考えておいてください。根を傷めずに栄養補給させるのに活力剤がオススメです。(肥料は暑さが落ち着いてきた9月~10月頃に与えましょう)
水やり
地植えの樹の場合、基本的に水やり不要ですが「何日も雨が降ってない」「地面がカラカラに乾いている」といった場合は水やりしましょう。水やりは「早朝」と「夕方」の1日2回がオススメです。この時間は水の吸収が良く体力回復に繋がります。逆に「昼」の暑い時間帯は避けましょう、葉や幹に付着した水滴がレンズのような役割をして樹が焼けてしまう場合があります。
夏バテした時にコレはやらないで!
枝の切り過ぎ(強剪定)に注意
夏は枝が伸びて邪魔なのでつい切りたくなりますが、「枝の切り過ぎ(強剪定)」しないように注意しましょう。剪定は人間で言うと手足を切っているような物ですから、樹全体が傷ついて体力が低下します。また、切り口から「病気」や「害虫」被害にかかりやすくなるので注意しましょう。「風通しが良くなるように細い枝を切る」「弱って変色した枝葉を落とす」ぐらいなら大丈夫です。
除草剤は撒かないで
よくありがちな失敗が「除草剤を撒く」です。夏は雑草も沢山生えてくるのでついつい除草剤を撒きたくなりますが、樹木を枯らしてしまうこともあるので注意しましょう。特に粒状(つぶつぶ)の除草剤は成分が強いので気を付けてください。最悪樹が枯れてしまう場合があります。除草剤を撒くときは「樹の近くは避ける」「粒状の除草剤は控える(液体タイプの方が成分が薄い)」ようにしてください。
夏バテで弱った樹には「ニワユタカ肥料セット」がオススメ!
夏バテで弱った樹の体力回復には「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。
ニワユタカ肥料セットは肥料の吸収を助ける「補助肥料」と「栄養肥料」のセットになっているので、効率的に栄養分を補給することができます。また、基本の栄養素NPK3種に加えて7種類の微量要素も含んでいるため、夏場の水やりで流れてしまいがちな(欠乏しがちな)栄養素も補うことができます。
▼使い方の注意▼
夏場に肥料を与えると逆効果なので、必ず暑さがおさまってきた頃(9月半ば以降)に「ニワユタカ肥料セット」を使用してください。夏の間は液体タイプの活力剤を使用すると良いでしょう。また「ニワユタカ肥料セット」は地植え用です、鉢植えには使用できないので注意してください。
まとめ
- 「葉が黄色くなる」「葉が落ちる」「花が小さい」等の症状が見られたら樹木の夏バテです。
- 夏バテ解消には、真夏の間は「活力剤」をあげましょう。気温が落ち着いてくる9月中旬以降に「ニワユタカ肥料セット」を与えるのがオススメです。
- 「何日も雨が降らない」「土がカラカラに乾燥している」という時には水やりしましょう。朝夕の1日2回が良いでしょう。
- 夏バテしている時に「枝の切り過ぎ(強剪定)」「除草剤を撒く」などしてしまうと、さらに弱ってしまうので注意しましょう。