椿は花を沢山付ける日本の代表的な樹木ですが、しっかり肥料をあげないと花が咲かなくなってしまうので注意しましょう。花を咲かせるには実は沢山のエネルギーが必要になるので、ほったらかしにしていると土が痩せて栄養不足になってしまうのです。肥料の種類は「油かす」がオススメです。肥料を与える時期は「花が終わった後」と「秋」が良いでしょう。
椿のオススメ肥料
- 普段使いであれば「油かす」
- 樹が弱っている場合は体力回復用の「ニワユタカ肥料セット」
椿のオススメ肥料は普段使いであれば「油かす」、樹が弱っている場合は回復用の「ニワユタカ肥料セット」がそれぞれオススメです。ただし、「ニワユタカ肥料セット」は庭植え用ですので注意してください(肥料成分が強いので鉢植えには使用しないでください)。
普段使いであれば「油かす」
普段使いであれば「油かす」が絶対オススメです。油かすは菜種や大豆から油を搾った残りかすのことを指します。チッソ成分が強く、これが椿と非常に相性が良いです。また、自然由来の有機肥料ですので土にゆっくり溶けて馴染んでいき、「肥料のあげ過ぎ」や「時期を間違える」などの多少のミスがあっても根を傷める心配がほとんど無いのがポイントです。桜や梅など他の庭木にも樹種を選ばずに使用できる万能肥料なので安心して使用してください。
樹が弱っている場合は体力回復用の「ニワユタカ肥料セット」がオススメ
もし椿が弱ってしまった場合は回復用の「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。「栄養肥料」とその吸収を助ける「補助肥料」のセットになっており、効果的に栄養補給して樹勢を回復します。「弱ってしまった樹」「花が咲かない木」の回復に特に効果的です。
また、ニワユタカ肥料セットは一般的な三大栄養素(チッソ、リン酸、カリ)だけでなく、七種類の微量要素(モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸)も配合しているため偏りがちな栄養バランスを総合的に整える効果もあります。
ニワユタカ肥料を五葉松に使用した事例です。使用前は葉色が悪く元気がありませんでしたが、使用後は色ツヤが良くなって元気になりました。
椿に肥料をあげる時期
- 花が終わった後に肥料を与える
- 秋(9月~10月)に肥料を与える
椿に肥料をあげる時期は年2回です。「花が終わった後のお礼肥」と「秋(9月~10月)」が良いでしょう。
花が終わった後に肥料を与える
椿は品種により開花時期にばらつきがあり、1月~5月と幅広いです。そのため、花が終わった後に肥料をあげるのを意識しましょう。これを「お礼肥」と言います。花を咲かせるには沢山のエネルギーを使うため、開花後は樹全体が疲労状態になっています。ありがとうの意味を込めて疲労回復用の肥料をあげることから「お礼肥」と呼ばれています。
秋(9月~10月)に肥料を与える
もう一回は秋(9月~10月)がオススメです。夏の暑さが落ち着いてくると樹も活動期になり、根から肥料分を吸収するようになります。そのため暑さが落ち着いた頃を見計らって肥料をあげましょう。
まとめ
- 花を付けるには沢山の栄養が必要になるため、ほったらかしにしてると花が付かなくなります。定期的に肥料をあげましょう。
- 椿のオススメ肥料は、普段使いであれば「油かす」、弱っている場合は体力回復用の「ニワユタカ肥料セット」が良いでしょう。
- 椿に肥料をあげる時期は年2回、「花が終わった後のお礼肥」と「秋(9月~10月)」が良いでしょう。