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庭木を切り過ぎて弱ってしまった!剪定の失敗から回復させる方法はありますか?

2024年9月27日

夏になると庭木の枝がぐんぐん伸びてきて邪魔ですよね。放っておくとお隣さんの敷地に入ってしまったり、電線に引っかかってしまうこともあります。「切らないわけにもいかないので剪定したけど、切り過ぎて弱ってしまった…」本当によくあるケースです。今回は剪定の失敗から回復させる方法と、正しい剪定の時期をご紹介します。

枝の切断面に癒合剤を塗る

枝の切断面に癒合剤を塗る

とにかくまずは枝の切り口を確認しましょう。枝を切るのは体を傷つけるのと一緒ですから、そこから病気や虫が入ってしまう恐れがあります。樹にとって傷口と同じ状態なんですね。
傷口が乾燥していればカサブタができたような状態なので大丈夫ですが、まだ湿っている場合は癒合剤を塗りましょう。癒合剤は簡単に言うと樹の傷ぐすりのようなものです。これを切り口に塗っておくと切断面を保護して病気や虫が入るのを防ぎます。トップジンMペーストがオススメです。

樹勢を回復させるなら「ニワユタカ肥料セット」がオススメ

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「剪定のし過ぎで樹が弱ってしまった…」という場合は「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。樹勢回復、体力回復に優れた効果を発揮します。活力剤と肥料の良いトコ取りをしたような回復剤です。ニワユタカ肥料セットは名前の通り、2種類の肥料がセットになっていてそれぞれ「栄養肥料」とその吸収を助ける「補助肥料」の組み合わせで効率良く栄養分を吸収させることができます。お寺の古木の回復や、観光地の松林の回復にも使用されています。

絶対に剪定したらダメな季節は「夏」!

絶対に剪定したらダメな季節は夏

絶対に剪定してはいけない季節が「夏」です。夏は枝葉がぐんぐん伸びて邪魔になるので思わず切りたくなりますが、この時期に切ると日差しを遮る物が無くなってしまい幹が直射日光を受けて弱ってしまいます。夏の日差しで樹も夏バテしやすい季節なので絶対に切らないよう注意しましょう。

落葉樹のベストな剪定時期

剪定の時期:11~2月

落葉樹は冬になると葉が落ちてしまう樹のことを指します。葉が無い時期は休眠期(栄養を蓄えて眠る時期)になりますので、11月~2月の冬に剪定しましょう。
【代表的な落葉樹】梅、サルスベリ、ハナミズキ、ヤマボウシ、ライラック、イチョウ、モミジなど

針葉樹のベストな剪定時期

剪定の時期:3~4月、または9~11月

名前の通り、細くて針のような葉っぱの樹のことを指します。3~4月、または9~11月頃が剪定の時期となります。
【代表的な針葉樹】マツ、スギ、ヒノキ、モミ、ヒバなど

常緑樹のベストな剪定時期

剪定の時期:4~5月、または9~10月

名前の通り、一年を通して常に葉っぱが青々としている樹のことを指します。常緑樹は落葉樹と違って冬に栄養を貯め込むことはないので、冬に剪定すると栄養を生み出す葉っぱが無くなって栄養不足になってしまいます。そのため、冬の剪定は控えましょう。4~5月、または9~10月が剪定の時期となります。
【代表的な常緑樹】シマトネリコ、アオキ、オリーブ、ゲッケイジュ、ナンテンなど

まとめ

  • 剪定のし過ぎで弱ってしまったらまず切断面を確認しましょう。そこから虫や病気が入ってしまう恐れがあります。切断面がまだ乾いていない場合は癒合剤(樹の傷ぐすりのようなもの)を塗りましょう。
  • 樹勢を回復させるなら「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。お寺の古木や、観光地の松林の回復にも使用されています。
  • どんな樹でも夏は絶対に剪定してはいけない季節なので注意しましょう。枝葉が無くなると直射日光に晒されて夏バテしてしまいます。
  • 落葉樹のベストな剪定時期は11月~2月の冬になります。
  • 針葉樹のベストな剪定時期は3~4月、または9~11月となります。
  • 常緑樹のベストな剪定時期は4~5月、または9~10月となります。
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加瀬

10年以上お庭資材の販売に携わっています。植木肥料、バークチップ、除草剤、苔駆除剤、お庭用の消臭剤、タイル清掃資材、カーブミラーなどをプロ目線で解説します。庭園管理士の資格所持。