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サツキの花が咲かない原因はコレ!最も多いのは「剪定の失敗」と「肥料不足」です

サツキの花が咲かない原因と対策法

梅雨から初夏にかけてピンクの花を付けるサツキ。ですが「ウチのサツキだけ花が咲かない」「もう何年も咲いていない」「買ったばかりの頃は咲いていたのに」と感じたことはないでしょうか?今回はサツキが咲かない原因とその対処方法について解説します。多くの場合「剪定の失敗」と「肥料不足」が原因と考えられます。

サツキとツツジは別の花なので注意

サツキとツツジの違い

サツキとよく間違われるのがツツジです。どちらもよく似た花ですが、実は細かな違いがあります。サツキは正しくはサツキツツジと言い、同じツツジ科ツツジ属の花です。だから似ていて当然なんですね。ツツジの開花時期は4月~5月、サツキの開花時期は5月~6月なので約1か月ほど遅れていることになります。この開花時期でツツジかサツキか見分けることができます。また、ツツジが一斉に咲くのに対し、サツキはパラパラと花が咲きます。

花が咲かない原因1:剪定する時期を間違えている

サツキの剪定時期を間違えている

サツキの花が咲かない原因として最も多いのが「剪定の失敗」です。サツキの剪定時期は年1回しかありません、花が終わった後すぐの6~7月だけです。これ以後の7~8月にかけてサツキの新しい花芽が付き始め、この花芽が1年かけて成長し翌年の開花に繋がります。つまり花が終わった後を逃すとどの時期に剪定しても花芽を落としてしまう恐れがあるのです。どうしても形を整えたいなら仕方ありませんが、できるだけ剪定しないように注意しましょう。

花が咲かない原因2:肥料不足

肥料不足で花が咲かない

サツキは花を咲かせるために沢山のエネルギーを使います。植物にとって花は種を作るための準備であり、子供を産むのと同じですからとても体力を使うのです。肥料を与えずに長年ほったらかしにしていると段々体力が無くなり、エネルギーを浪費しないように花を付けなくなってしまいます。
肥料は年2回を目安に撒きましょう。「冬の1~2月」に1回目を撒いて、次に「花が終わった後の6月ごろ」に2回目を撒くと良いでしょう。肥料は普段使いであれば油かすが良いでしょう。もし木が弱っている場合や、長年花が咲かない場合は樹勢回復効果のある「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。

弱ったサツキの樹勢回復に「ニワユタカ肥料セット」がオススメ

サツキの花芽増加にニワユタカ肥料がオススメ

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「サツキが弱っている」「もう何年も花が咲いていない」という場合には樹勢回復効果ある「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。肥料と活力剤の良いトコ取りのような回復剤になります。ニワユタカ肥料セットは2つ合わせて10種類の必須栄養素が配合されており、欠乏しがちな栄養をバランス良く整えることができます。(三大栄養素であるチッソ、リン酸、カリに加えて、モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸を配合しています)

ニワユタカ肥料セットをツツジに使用した事例

ニワユタカ肥料セットをツツジに使用した事例です。より元気になって花芽が増えました。

花が咲かない原因3:木が若すぎる

木が若すぎるので咲かない

「木が若すぎる」「植え替えた直後」も花が咲かない場合があるので注意しましょう。木を植え替えると根を伸ばそうとしたり、枝葉を成長させようとしてそちらに沢山のエネルギーを使います。そのため、余分なエネルギーを使わないように花や種子を付けなくなってしまいます。木も子供のうちは繁殖行為を行わず、大人になってから(体が十分に大きくなってから)花を付けるということですね。
「鉢で買ってきた時は咲いてたのに、植え替えたら咲かなくなってしまった」というのもこのパターンです。狭い鉢から解放されて根を伸ばせるようになり、成長に栄養を費やすため一時的に花を付けなくなります。
花を付けなくても木全体に勢いがあり、葉っぱの色つやが良ければ心配しなくても大丈夫です。数年したら花が咲くようになります。

蕾が付くのに変色して枯れてしまう場合は

せっかく蕾が膨らんできたのに開花せずに変色して枯れてしまう場合は、カビ、病気、害虫が考えられます。不要な枝を切って風通しを良くし、湿気が溜まらないようにし、薬を撒くのが効果的ですが、慣れていないと判断が難しいと思うので最初は造園屋さん、植木屋さんなどのプロに依頼して対策方法を教えてもらうのが良いでしょう。

まとめ

  • サツキの花が咲かない原因として「剪定の失敗」があげられます。サツキの剪定時期は年1回だけで「花が終わってすぐ(6~7月頃)」です。これ以外の時期に切ると花芽を落としてしまう恐れがあるので注意しましょう。
  • 長年肥料をあげずに長年ほったらかしにしていると体力不足で花が咲かなくなってしまいます。年2回「冬の1~2月」「花が終わってすぐの6~7月」を目安に肥料をあげましょう。
  • 肥料は普段使いであれば「油かす」が良いでしょう。木が弱っている場合は樹勢回復用の「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。
  • 「木が若すぎる」「植え替えた直後」という場合も、体を成長させるためにエネルギーを使うので花が咲かない場合があります。
  • 「蕾が膨らんできたのに咲かずに変色して枯れてしまう」という場合は病気、カビ、害虫が考えられます。
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加瀬

10年以上お庭資材の販売に携わっています。植木肥料、バークチップ、除草剤、苔駆除剤、お庭用の消臭剤、タイル清掃資材、カーブミラーなどをプロ目線で解説します。庭園管理士の資格所持。