オリーブはお庭のシンボルツリーとして人気の樹種です。ご存知の通り花や実を付けますが、実はこれには沢山のエネルギーが必要になります。ほったらかしにしておくと花や実を付けるのに栄養を取られてしまい、そのうち栄養不足で実が付かなくなってしまいます。定期的に肥料を与えましょう。
オリーブのオススメ肥料
- 普段使いの肥料は「油かす」
- 樹全体が弱っている場合は「ニワユタカ肥料」
普段使いであれば「油かす」がオススメです。もし樹が弱っていて体力回復させる必要がある場合は「ニワユタカ肥料」がオススメです。
ただし、「ニワユタカ肥料」は庭植え用ですので鉢植えには使用しないでください。(肥料成分が強いためです)
オリーブの普段使いの肥料は「油かす」
普段使いの肥料であれば「油かす」がオススメです。「油かす」とは菜種や大豆から油を搾った残りカスのことを指します。自然由来の肥料なので土に馴染みやすく、樹や根に大きな負担をかけないのが特徴です。そのため、肥料をあげる時期や量を少し間違えても負担をかけにくく初心者でも扱いやすい肥料です。また、他のほとんどの庭木にも使い回せるので万能です。
弱ったオリーブの回復には「ニワユタカ肥料」がオススメ
弱ったオリーブの体力回復には「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。基本の三大栄養素NPKを含んでいる「栄養肥料」と、その肥料の吸収を助ける「補助肥料」のセットになっているので効率良く栄養を吸収して体力回復させます。
また、三大栄養素NPKに加えて7種の必須栄養素(微量要素)を配合しているので市販の肥料では欠乏しがちな栄養バランスを綺麗に整えることができます。
ニワユタカ肥料セットを五葉松に使用した事例です。葉色が悪く元気がありませんでしたが、使用後に樹勢が回復して元気になりました。
オリーブの樹に肥料をあげる時期
- 冬の1~2月に肥料をあげる(寒肥)
- 6月ごろに肥料をあげる(花が終わった後)
- 10~11月ごろに肥料をあげる(実が終わった後)
オリーブに肥料をあげるタイミングは年3回あります。冬に1回、花が終わった後に1回、実が終わったあとに1回で合計3回です。それぞれ理由を解説します。
冬の1~2月に肥料を与える
冬場は根っこの活動が休眠状態になるので、土の入れ替えや肥料を加えるのに最適なタイミングです。この時期に肥料を与えることで徐々に肥料成分が土に溶けて行きわたり、春ごろ豊かな土になって栄養を吸収するようになります。冬に肥料を与えることを「寒肥」と言い、他の樹も冬に施すのが一般的です。
6月の花が終わった後に肥料を与える
オリーブの花が終わったら次は実を付け始めます。実を付けるのは樹にとって沢山の栄養を必要とする大変な作業なので栄養不足にならないようこの時期に肥料を施します。
10~11月の実が終わった後に肥料を与える
前述した通り、実を付けるのは植物にとって沢山のエネルギーを使います。実が終わったこの時期は栄養不足で疲労状態になっています。そのためしっかりと肥料をあげて疲労を回復させてあげましょう。このように花や実が終わった後に肥料をあげることを「お礼肥」と言います。
まとめ
- オリーブは花や実を沢山付ける樹種です、そのためほったらかしにしておくとすぐに栄養が無くなって実を付けなくなってしまいます。
- オリーブの肥料は、普段使いであれば「油かす」、樹が弱っている場合は体力回復用の「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。
- オリーブに肥料をあげる時期は年3回あります。冬の1~2月ごろ、花が終わった後の6月ごろ、実が終わった後の10~11月ごろが良いでしょう。