庭木は色んな原因で弱ってしまいます。剪定のし過ぎ、除草剤の撒き過ぎ、病気、害虫などです。今回はそれらの原因を1つ1つ確認し、その対処法を解説します。
植え替え直後に植木が弱ってしまった場合
よくあるケースです。急に新しい環境に植え替えたせいで馴染めずに弱ってしまうパターンです。まず木がぐらぐらしていないか確認しましょう。ぐらぐらしていると根が土に馴染めず、栄養や水を上手く吸い上げることができません。地面を踏み固めたり、支柱を挿すなどして木を固定し、しっかり根付くよう助けてあげましょう。
また、日当たりが強すぎる、もしくは弱すぎる、土質が合わないなどの原因も考えられます。木を購入したお店に問い合わせてどういう環境で育てれば良いのか確認するのも良いでしょう。
剪定のし過ぎで弱ってしまった場合
これも良くあるケースです。特に夏場に見られます。樹も暑さで夏バテしないように枝葉で直射日光を防いでいます。伸びた枝葉が邪魔だからといって剪定し過ぎてしまうと直射日光を遮る物が無くなり、暑さで幹が焼けたり、土が乾燥して弱ってしまいます。「剪定し過ぎない(切り過ぎない)」「剪定は春秋にする」「夏場の剪定は控える」のが望ましいです。
除草剤で弱ってしまった場合
これも夏場によく見られるケースです。雑草が伸びてくるので強めに除草剤を撒いてしまい、近くの樹が枯れてしまうパターンです。まず液体タイプの除草剤の場合は葉っぱにかからないように注意しましょう。葉っぱから成分を吸収して植物を枯らすようにできているからです。粒タイプの除草剤は木の近くに撒かない&すぐに取り除くようにしてください。粒は土に成分が残留し、雑草が生えてくるのを防ぐようにできています。その成分を根から吸収して植木が弱ってしまうのです。
どの除草剤の場合でもメーカー毎に(成分により)対処法が異なりますので、メーカーの問い合わせ番号から質問するのが一番確実です。そちらで対処法を確認しましょう。
病気、害虫で弱ってしまった場合
病気や害虫は、枝葉が部分的に変色したり枯れたりするのでそれを目印にしましょう(色がまだらになって枯れます)。また、害虫の場合は目視でも確認可能です。自分で薬や殺虫剤を撒いても良いですが種類の判別をするのが難しいと思うので、できれば造園屋さん植木屋さんに相談してやってもらうのがオススメです。
肥料不足で弱ってしまった場合
長年肥料をあげずにほったらかしていると栄養が足りずに弱ってしまう場合があります。また、「枯葉は毎回掃除して綺麗にしている」場合も注意が必要です。枯葉が落ちていると見た目が悪いですが、腐葉土となり分解されて土の栄養になるので実は重要なのです。毎回掃除で綺麗に片付けていると、土が栄養補給できずどんどん痩せていってしまいます。そのため、肥料を毎年あげるようにしましょう。普通の植木なら肥料は年1回、花や実を付ける植木なら肥料は年2回を目安に与えてください。
肥料のあげ過ぎも良くないので注意
肥料をあげ過ぎても弱ってしまうので注意しましょう。上でも書いた通り、普通の植木は肥料を年1回、花や実を付ける植木は肥料を年2回が目安になります。
有機肥料(油かす、鶏ふんなどの自然由来の肥料)は成分がマイルドなので少しぐらい多めにあげても大丈夫ですが、化成肥料(人工的に作られた肥料)は成分が強く根を傷める恐れがあるのであげ過ぎに注意しましょう。
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まとめ
- 植え替えた直後に木が弱ってしまった場合は、地面を踏み固めたり支柱を挿してしっかり根付くように補助してあげましょう。
- 剪定をし過ぎるのも弱ってしまう原因です。特に夏場は直射日光で夏バテしやすいので剪定を控えましょう。
- 木の近くで除草剤を撒かないように注意しましょう。もし除草剤で弱ってしまったらメーカーに問い合わせて対処法を確認しましょう。
- 木がまだらに変色したら病気や害虫の可能性があります。造園業者さん、植木屋さんに診てもらって薬を散布しましょう。
- 肥料をあげずに長年ほったらかしていると栄養不足になります。普通の木なら年1回、花や実を付ける木なら年2回を目安に肥料を撒いてください。
- 肥料をあげ過ぎるのも逆効果なので注意しましょう。
- 木が弱ってしまった場合は回復剤「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。