藤の花は桜と入れ替わりで咲く春の代表的な花木です。しかし、花を咲かせるにはしっかり肥料をあげなければいけません。毎年定期的に肥料をあげないと栄養不足になってすぐに花が咲かなくなってしまいます。藤の花のオススメ肥料と、肥料をあげる時期を解説します。
藤のオススメ肥料
藤のオススメ肥料は「油かす」と「骨粉」を7:3で混ぜた物です。どちらも自然由来の有機肥料でゆっくり溶けるため、根を傷める恐れがほとんど無く安心して使えます。「油かす」はチッソを多く含み、「骨粉」はリン酸を多く含むのでどんな庭木にも幅広く使えるのがポイントです。
※庭木の場合の肥料です、鉢植えは当てはまらないのでご注意ください(肥料成分が濃すぎる場合があります)。
肥料をあげる時期
藤に肥料をあげる時期は年2回、冬(12月~2月)と花が終わった後(5月~6月)です。どちらも大事な時期なので忘れずにあげましょう。
冬(12月~2月)の肥料
冬に肥料をあげることを「寒肥」と言います。寒い時期は樹も休眠中なので土の入れ替えを行っても影響が少ないのが特徴です。この時期に肥料を施すと春先に向かって徐々に土に栄養がいきわたります。
花が終わった後(5月~6月)の肥料
花を咲かせるのはその後に種子を付けるための準備です。花や種子に沢山の栄養を注ぎ込むので、この時期は樹全体が体力不足になっています。花が終わったら疲労回復の意味を込めて肥料をあげましょう。この時期の肥料を「お礼肥」と言います。
肥料をあげる量
藤はツルが横に長く伸びるので木の大きさではなく、幹の太さ(直径)で施肥量を決めましょう。直径10cmにつき150gを目安に与えると良いでしょう。簡単な表を作ったので施肥量の目安にしてください。
「藤の木が弱っている」「花が咲かない」という場合はニワユタカ肥料セットがオススメ
藤の木が弱っている場合は普通の肥料ではなく、体力回復用の「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。
ニワユタカ肥料セットは栄養の吸収を助ける「補助肥料」と「栄養肥料」のセットになっているので一緒に施すことで効率良く栄養補給することができます。また、市販の肥料によく見られるNPKの三要素だけでなく、その他に7種類の必須栄養素を配合しているので総合的に栄養バランスを整えることができます。
ニワユタカ肥料セットを五葉松に使用した事例です。使用前は元気がありませんでしたが、使用後は青々と葉色が良くなり元気になりました。
※ニワユタカは庭木用の肥料です、鉢植えには強すぎるので使わないでください。
まとめ
- 藤の木には毎年肥料をあげましょう、肥料を抜くと栄養が足らなくなって花を付けなくなります。
- 藤のオススメ肥料は「油かす」「骨粉」を7:3で混ぜた物です。
- 肥料をあげる時期は冬(12月~2月)と花が終わった後(5月~6月)の年2回与えましょう。
- 「樹が弱っている」「花が咲かない」場合には体力回復用の「ニワユタカ肥料セット」がオススメです。