「カーブミラーを取り付けたい…」「ポールの立て方がわからない…」「個人でも取り付けられるか不安…」という方のためにカーブミラー用のポールの立て方を解説します。普段からDIYや日曜大工をする人なら十分取り付け可能です。また、動画で設置方法を紹介しているので無理そうだと感じたら素直に施工業者に依頼するのも良いでしょう。
支柱(ポール)を立てる前の注意
支柱を埋め込む前にまず設置場所を確認しましょう。当然ですが、私有地以外の場所にカーブミラーを設置することはできません。どうしても設置したい場合は必ず市役所(自治体)などに確認してからにしてください。勝手に設置すると後でトラブルになります。
また、自分の私有地に設置する場合でもカーブミラーが道路にはみ出さないように十分注意しましょう。カーブミラーが歩行者や車にぶつかってトラブルになるケースが非常に多いためです。カーブミラーが道路側にはみ出しているとトラブルになった際、設置した人が不利になる場合が多いです。
土が硬い場所でのポールの立て方(コンクリート基礎なし)
カーブミラー製造メーカー(サンケイ技研)公式の動画を載せておきますので参考にしてください。
ポールの立て方の手順(コンクリート基礎無し)
- カーブミラーを設置する場所を選びます。必ず私有地に設置してください。また、ミラーが道路側にはみ出ない&通行人や車に接触しないように注意してください。
- ポールを設置する穴を掘ります。最低でもカーブミラーの大きさ(直径)よりも深い穴を掘ってください。1つのポールに2枚組ミラーを設置する場合はミラーの1.25倍以上の深さを掘ってください。
- ポール下部にかんざし(ポールが土の中で回転しないように固定するための横棒)を挿し、土に埋めていきます。
- ポールを穴にセットして1/3ほど土で埋めてください。その後ポールが垂直に立つように調整しながら、上から土を押して固めます。
- 同じように2/3ほど土で埋めてください。ポールが垂直に立つように調整しながら、上から土を押して固めます。
- 同じように残りの土を入れて埋めてください。ポールが垂直に立つように調整しながら、上から土を押して固めます。
- ポールがしっかり固定されているのを確認してカーブミラーを取り付けて作業終了です。
土が柔らかい場所でのポールの立て方(コンクリート基礎あり)
カーブミラー製造メーカー(サンケイ技研)公式の動画を載せておきます。土が柔らかい場所や、強風が吹く場所では必ずコンクリート基礎を作って設置してください。動画で使用しているドライコンクリートはホームセンター等で用意できます。
ポールの立て方の手順(コンクリート基礎あり)
- 先ほどの項目と同じ要領でポールを立てる穴を掘ります。カーブミラーの大きさ(直径)よりも深い穴を掘ってください。
- ドライコンクリートに水を混ぜて練っていきます。
- ポール下部にかんざし(ポールが土の中で回転しないように固定するための横棒)を挿し、穴にセットしてコンクリートを半分ほど流し込みます。
- 上から角材などで突いてコンクリートの隙間が無くなるように空気を抜きます。また、この時ポールが垂直に立っているかどうか確認してください。
- 残りのコンクリートを流し込みます。先程と同じように上から突いて空気を抜きます。必ず作業後にポールが垂直に立っているかどうか確認してください。
- コンクリートが固まるまで時間をおきます。
- コンクリートが固まったのを確認して上から土をかぶせます。
- 最後にカーブミラーを設置して作業終了です。
カーブミラー&ポールの規格一覧
動画で紹介したカーブミラーとポールの規格を紹介します。
支柱(ポール)の規格
取り付け可能なカーブミラー(ガレージミラー)規格
取り付け可能な2枚組ミラー(ガレージミラー)規格
大きいカーブミラーは施工業者に依頼しよう
今回紹介したのは小さいカーブミラー(直径200mm、直径300mm、直径450mm)用の細いポールの立て方です。これ以上大きなミラー(直径600mm、直径800mm、直径1000mm)はより太いポールでないと設置できません。ただ、太いポールはしっかり基礎で固めないと倒れてしまう恐れがあるので必ず専門業者(工務店など)に依頼しましょう。大きいミラーは非常に重いため、倒れて歩行者や車にぶつかると危険です。個人では絶対に設置しないでください。